執筆者:祖父江誠
職業:運動指導者
保有資格:
全米ストレングス&コンディショニング協会認定 パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)
全米スポーツ医学協会認定 パフォーマンス向上スペシャリスト(NASM-PES)
カロリートレードジャパン認定パーソナルトレーナー(CTJ-CPT)
PHI ピラティス インストラクター (Mat Ⅰ&Ⅱ、Reformer、Tower、Chair、Barrel)
Pilates Synthesis Mat 修了
Pilates Synthesis Reformer&Tower 修了
Pilates Synthesis Chair修了
経歴:2025年8月、名古屋市瑞穂区に身体と心の土台を育てる
「瑞穂感覚体操教室」を出店。
さらに詳しい経歴はコチラ
現代の子供たちの運動能力低下について
まずは現代の子どもたちの運動傾向について説明させて頂きたいと思います。
現代の子供たちの運動能力が年々低下していることをご存知でしょうか。
文部科学省が実施している「令和6年度体力・運動能力調査」によると、1985年以降、子供たちの基本的な身体能力である「走る・跳ぶ・投げる」の動作において、継続的な体力低下が確認されています。
この背景には、デジタルデバイスの普及による室内時間の増加、運動施設や公園の遊具減少など、子供たちが自然に身体を動かす環境の変化が大きく影響しています。
このような状況だからこそ、意識的に子供にスポーツ経験を提供することの重要性が高まっているのです。
子供のスポーツ経験が生み出す「持ち越し効果」のメリット
子供のスポーツ経験には、単に運動能力を向上させるだけでなく、生涯にわたって続く「持ち越し効果」という大きなメリットがあります。
この「持ち越し効果」とは、幼児期から学童期にかけてスポーツ経験を積んだ子供は、その運動習慣や身体能力が大人になっても維持される傾向のことです。
上記の事から子供時代に培った運動能力や体力は、たとえ一時的に運動から離れても、大人の時代に持ち越して体力・運動習慣の基盤となるのです。
この持ち越し効果により、子供の頃にスポーツ経験がある人は、生涯を通じて高い身体活動レベルを維持し、健康的な生活を送る可能性が高くなります。
これこそが子供にスポーツ経験を提供することで得られる最大のメリットといえるでしょう。
子供にスポーツ経験を与える際の重要なポイント「運動を楽しむ」
これを見て自分のお子様に闇雲にスポーツを経験させるのは逆効果です。
子供のスポーツ経験のメリットを最大化するために最も重要なのは、「楽しむ」ことです。
まずは遊びを中心とした身体活動から始めることをお勧めします。散歩、キャッチボール、公園での遊具遊びなど、日常生活の中で自然に身体を動かす機会を1日60分以上設けることが理想的です。
子供が「楽しい」と感じる運動経験を積み重ねることで、スポーツに対する前向きな姿勢が育まれ、長期的なメリットを得ることができるでしょう。
まずは散歩でもキャッチボールでも近所の公園で遊具で遊ぶでもいいので、楽しんで身体を動かす機会を大人の方から子供に持ちかけましょう!
本日も最後までご覧いただきありがとうございました。
興味がある方は、ぜひ一度、当スタジオでの体験レッスンにお越しください。見学も歓迎です!