「うちの子、最近よく転ぶ事が多くなってきた…」
「子どもを見てるとふらつきやすい…」
そんな心配を抱えている保護者の方は少なくありません。
子供のバランス感覚の発達には個人差がありますが、適切なサポートで改善できることも多いのです。
この記事では、子供のバランス感覚が悪い原因から、家庭でできる改善方法まで詳しく解説します。
執筆者:祖父江誠
職業:運動指導者
保有資格:
全米ストレングス&コンディショニング協会認定 パーソナルトレーナー(NSCA-CPT)
全米スポーツ医学協会認定 パフォーマンス向上スペシャリスト(NASM-PES)
カロリートレードジャパン認定パーソナルトレーナー(CTJ-CPT)
PHI ピラティス インストラクター (Mat Ⅰ&Ⅱ、Reformer、Tower、Chair、Barrel)
Pilates Synthesis Mat 修了
Pilates Synthesis Reformer&Tower 修了
Pilates Synthesis Chair修了
経歴:2025年8月、名古屋市瑞穂区に身体と心の土台を育てる
「瑞穂感覚体操教室」を出店。
さらに詳しい経歴はコチラ
子供の体幹が弱い・バランス感覚が悪い3つのサイン
座位の姿勢維持
バランス感覚が悪いと感じるポイントとして「座った姿勢」が安定していないというのがあります。
授業中や食事中に、まっすぐ座っていることができず、すぐに肘をついたり、背もたれにもたれかかったりします。だらっとした姿勢になっていることが多く、足を組んだり、足をぶらぶらさせて猫背になります
集中力が続かない
体幹が弱いと姿勢を保つのが困難になり、長時間座っていることが辛く感じられることがあります。
そのため姿勢の維持に集中力が散ってしまい、本来の活動(勉強等)に対しての授業中に集中力が欠如してしまいます。
立位での転倒やつまづき
バランス感覚が低下して平坦な道でも頻繁に転んだり、小さな段差でつまずいたりします。
不安定で転びやすくなるため、原始的な恐怖や不安を運動で感じてしまい運動を避けることが多くなります。
なぜ子供の体幹が弱くなる?バランス感覚が悪くなる2つの理由
感覚統合
バランスが悪くなる際は人間の感覚のうち位置覚と前庭覚に課題がある場合が考えられます。
この位置と前庭は簡単にわかりやすく言えば「運動神経」と「平衡感覚」です。
後天的にか先天的にかこの2つの感覚が鈍くなることで、バランスが悪くなり生活や発達に影響を及ぼします。
ただこの2つは後天的にトレーニングすることはできますので十分に改善は可能です。
抗重力筋の不活性・未発達
次に紹介する事象が解剖学的な問題です。
重力に抗う「抗重力筋」が未発達、もしくは生活習慣に伴って不活性が起きて姿勢やバランス感覚が悪くなるケースがあります。
上記も感覚と同様にトレーニングすることで改善可能です。
体幹が弱い・バランス感覚が悪いことで起こる子供への影響
バランス感覚が悪いと座位の状態で集中力が持続させるのが困難になり学習面に問題が出てくるケースと運動面でも上手く身体を動かすのが難しいため運動を避ける様になり運動不足の状態が進行しやすくなります。
学習面と運動面から社会参加の機会が減少して、社会性の発達が遅れたり、消極的な性格になってしまう事が懸念されます。
興味がある方は、ぜひ一度、当スタジオでの体験レッスンにお越しください。見学も歓迎です!